ベビースリング 新生児の横抱きは危険
ベビースリングは新生児から使えるやさしい抱っこひも。
デザインもステキ。おしゃれなママにしてくれます。
赤ちゃんとの抱っこタイムが楽しくなる育児アイテムです。
ベビースリングのよこ抱きは、新生児〜生後4ヶ月ごろまでは危険です。
なぜ、ベビースリングの新生児のよこ抱きは危険なの?
1.窒息の危険性
赤ちゃんの顔が、スリングの布でおおわれてしまい窒息する危険性があります。
赤ちゃんの鼻や口が、ママ(使用者)の体に押しつけられたときに窒息する危険性があります。
新生児・首すわり前の赤ちゃんは、頭部のコントロールが自分で出来ないです。
ママ(使用者)の胸に、赤ちゃんのあごがしめつけられた場合、気道に空気が通りにくくなり窒息・低酸素の危険があります。
2.股関節脱臼の危険性
新生児の関節はとてもやわらかく、股関節がはずれやすい状態になっています。
新生児から生後3ヶ月ごろまでは、スリングで横抱きをすると股関節脱臼になる危険性があります。
日本人の赤ちゃん(特に女の子)は股関節脱臼になりやすいと言われています。
危険を避けるにはどうすればいいの??
ベビースリングでの危険をさけるのに大切なのは、ベビースリングの正しい使い方です。
窒息や股関節脱臼の予防のポイントは、赤ちゃんの姿勢です。
新生児・生後4ヶ月ごろまでの赤ちゃんをスリングで、
顔の見えない状態で足をのばしたまま横抱きするのは危険です。
新生児・生後4ヶ月ごろまでの赤ちゃんの安全なベビースリングの抱き方は?
窒息や股関節脱臼を防ぐ抱き方のおすすめは、「新生児の基本抱き」です。
新生児の基本抱きは、日本ベビースリング協会と日本小児整形外科学会股関節研究会が検討し完成させた抱き方です。
新生児の基本抱きは、たて抱き・コアラ抱きとも言われています。
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新生児の基本抱きのポイント
ママの胸に赤ちゃんをタテに寄り添う感じで抱っこする。
赤ちゃんのおしりがママのおへその位置より下がらない高さで抱っこする。
赤ちゃんの足を自然なM字型(カエルさんの足)に開脚してひざから下をスリングの外に出す。
新生児をよこ抱きする場合の注意点
赤ちゃんのあごを引きすぎて気管支を圧迫しないようにする。
赤ちゃんの顔が見えるように、赤ちゃんのあごを引きすぎない。
赤ちゃんのおしりがママのおへその位置より下がらない高さで抱っこする。
赤ちゃんが低い位置だと、赤ちゃんがスリングの中で下に沈んでしまい、
あごが引きやすくなります。
赤ちゃんの足は、M字型の開脚を保ったまま、スリングの中で赤ちゃんを抱っこする。
チューブ式タイプのakoakoスリング、キャリーミープラス スリング、ババスリング、ミニモンキースリング、カドルミー ニット スリング、DORACOスリングなどは新生児はよこ抱きで使います。
バックル式タイプのファムベリー バックルスリングなどは、新生児はよこ抱きで使います。
リング式タイプのファムベリースリング、キュットミースリング北極しろくま堂 、バディバディスリングキャリーNEXTなどは、新生児の基本抱きで使えます。
ベビースリングは、夜泣きや寝ぐずりで困っているママの強い味方。ママのお腹の中にいた時を思い出して赤ちゃんが安心する魔法のふくろ。
ママと赤ちゃんが密着してしあわせに過ごせて赤ちゃんの情操に良いです。
とても便利で育児がラクになるベビースリング。正しい使い方させすれば安心です。
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